楽しかった。
辛い事も苦しい事も、自分の力の無さにもどかしさを感じた事も、たくさんあった。
でも、終わってみれば楽しかった。で締めくくれる一年だった。
前半は、淡々とした日常だった。でも平凡な日常は嫌いじゃない。
平凡=毎日同じ生活を送れる幸せでもある。
今年は能登の震災から始まったけど、僕は東日本大震災の時に、非日常を経験した。
僕のいた場所は震度5弱。それでも物流は止まり、生活物資の入手に苦労した。
東日本の時は、被害の無かった関西の仲間が、物資を送ってくれた。無償の愛に、たくさんの支援に、心も生活も救われた。
それ以来、当たり前のように訪れるいつもの朝、当たり前のように夜ベッドで眠れる事に感謝をするようになった。日常は、毎日当たり前のように訪れるけど、それは決して当たり前じゃなくて、恵まれている事なんだと思った。
それと同時に、僕は自分の無力さをも感じた。
南海トラフ地震が発生して、遠方の仲間が困っている時に、僕は何が出来るのだろうか。自分がしてもらったような、心を生活を救う恩返しが出来るのだろうか。そう思う日々だった。
誰かの役に立ちたい、恩返しをしたいと思う気持ちはあれど、何が出来るのか、答えは見つからない毎日だった。それでも、平穏な毎日は、震災の感覚を鈍らせ、記憶から少しずつ消えていく。
今年の初夏。僕は、城に閉じ込められたお姫様に出会った。
恐怖で口が利けなくなったお姫様。きみの本当の心から笑う顔を見たい。
僕の半年はそれだけだった。
このお姫様の笑顔が見られる日が来たら、無力を感じていた僕にも出来る事があると思えるかもしれない。誰かの役に立てるかもしれない。そんな思いだった。
夏が過ぎ、街が色づき始めた頃、お姫様に少しずつ笑顔が見られるようになってきた。
僕一人では、その笑顔は見られなかったと思う。たくさんの仲間に、同志に助けられた。
僕は、飛行石が中にあるんじゃないかと思う雲が浮かぶ季節に、信頼している仲間に、助けて欲しいと事情を打ち明けていた。
そんな仲間の助けがあったからこそ、取り戻せた宝物だと思った。
一人でやれる事には限界がある。でも、小さな力でも、集まれば大きな力になる。
人を信じ頼ってもいい。辛い時こそ仲間は助けてくれる。そんな一年だった。
多くの人に助けられて、多くの人に支えられて、一つの笑顔を取り戻せた一年。
僕は一生忘れないし、次は、誰かの助けになりたい。僕を助けてくれた人達の優しさ、無償の愛を未来へ紡いでいきたい。そんな一年でした。
一緒に過ごしてくれたみんなにありがとうを心から伝えたい。
来年もみんなが元気で平和で、災害に合わずに楽しく過ごせる一年になりますように🌈